先週、アルスメールという私が20年前に学生でオランダに住んでいた街は世界で一番大きな花市場がある所で花の街なのですが、この季節に行われる夏のフラワーフェスティバルが開催されました。
私もお手伝いで師匠のチームに加わり会場にお花を飾って行きました。
オランダアジサイ150本、アリウム800本とかいう単位なのです。
オランダの仕事はとにかく大きくて、本数が多くて、小柄な日本人の私には大変ヘビーな仕事です。
そして予測もつかないアクシデントやハプニングが起きるわけです!笑
まずは花の搬入、ボートに乗せて、船で行くとか・・・・
どこまでも心自由なこの国での衝撃は私の小さな脳にはかなり刺激的です。
オランダという国はオランダ人が作ったと言われるのも暮らして見てよくわかる。
何でもすぐに思いつきを現実に自分の手で作って行く姿は、もう目から鱗!
運河の街ではあるけれど、この運河で生まれ育った人たちは生活の運搬手段に普通にボートがあります。
フェスティバル当時は会場が2箇所に分かれておりました。
お花を着飾ったフラワーレデイーがイベントを盛り上げてくれます。
私たちはこの日、子供達とこの会場に渡し船があるという情報をキャッチし、それはそれは!遠足に行った気分で出かけたのでした。
朝早く起きて、二つの会場を繋ぐ渡し船に乗りたくて始発から並んだ訳です。
始発なのに15分も遅刻して船がやってきたのですが、ここからがお国柄、嘘としか思えない遅刻の言い訳を次々、お客さんに話す船渡しのおじちゃん。
最後は、早く乗れ〜!!(遅れて来といて!!笑)
会場までのガイドは全て、冗談でまるでおじちゃんのトークショー。
25人乗りというけれど、明らかに15人しか席はない。
すれ違った同じ客船をおじさんは『難民船』と言うので、そう言う事か!!!
遅れたことなどのお詫びなどは一切なく、お客さんも全くそれを求めず、そんなものかという感じです。(日本なんて2秒、先に出発してお詫びしたというニュースがオランダではびっくりニュースになってました!笑)
何かアクシデントが起きた時の対応が全く、可笑しいですね。
日本からも花生けバトルの曽我部さんと平間さんが来蘭されて大変、素晴らしいショーを見せてくださいました。会場はお二人の素晴らしいユーモアあるステージに大盛り上がりでした。
船で運んだボートの上の作品も、いろんな人の手に加わって大変、素敵に仕上がりました。師匠のチームは20年前の頃からずっと同じ人たちで、本当に心あたたまる仲間です。そして抜群にセンスがいい!
花の仕事現場はやっぱり、日本にいてもオランダにいても同じように大変ですが何かを成し遂げた後のあの気持ちは体にも心にも大変大きな喜びをもたらしてくれます。
この日の仕事のおかげで筋肉痛は3日間、でもそのあとには力がついて、また元気になるのだから、こんなありがたいことはありません。
私からしても大変、器用だと思う我が子も花が大好き。
そしてピンク、キラキラが好きなのはお年頃。
お花を見て、『私の可愛いお花さん〜』というくらいになってきたので、お花のある暮らしをできて私もとても嬉しい。
これであとは、子供達に習い事をさせてあげれるように来年はもうちょっと働かんばという所ですね!
自分で作ろうと思えば何でも作れるオランダに見習って、頑張ります!
日本への帰省もあと1ヶ月を切りました。
息子のヨハンもカウントダウン、楽しみです!!