オランダに到着!
関空も閑散としていて、機内も搭乗者は15人もいなかったかもしれない。こんな中で帰ることができて本当に良かったと乗務員さんの優しさに涙が溢れそうでした。
日本からオランダへ帰る空の旅、12時間の飛行時間は思い思いに窓辺に座って美しい雲を楽しみました。
子供達もこの数ヶ月の間に想像以上に大きくなり、ティネケが20キロ近くの箱を空港で抱えているのには驚きました。
旅することにも慣れ、どんな状況でも楽しむことをお互い学んだような、来るもの拒まずな強さを得たようにも思います。
この3ヶ月半の間、たくさんの時間がありましたが、花の仕事と家族の時間だけを優先しました。ゆっくりお会いできず、お礼もそこそこに失礼いたしました。
母との時間は週に1度の10分の窓越し面会、最後までそれは続きました。最後の面会の日、言葉をほとんど話さなくなった母の口からでた言葉は『ありがとう』でした。ヨハンもティネケも私もみんな涙しながらそれぞれ『ありがとう』と伝えました。『僕たちが日本へ来た目的が達成できたね!』とヨハン。本当ね、そのために来たんだよね、コロナから逃げてくるためではなかったよね。
仕事が全くできない支援も受けられない状況のもと、日本からオランダから友人や知人、生徒さん、本当に多くの方にお花のご注文やオンラインレッスン、レッスンを通じてご支援を頂きました。そしてたくさんの励まし、お礼のメール、お手紙の数々。こんなに頂いたのははじめてです。本当に本当に愛の言葉を心の声を届けて下さってありがとうございました。
お花様様、皆様のおかげで私は元気に過ごすことができました。
オランダでは3ヶ月半、毎晩リモートで本の読み聞かせをしてくれたクレムが待っててくれました。それぞれの部屋に違ったチューリップが飾ってあり、咲いていくチューリップの可愛らしいこと!ただいま、オランダ!