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2016年12月

2016年12月21日 (水)

オランダの花やさんのホームページよ、ありがとう!!

いよいよ、こんな日が来ました。

2003年の春よりオープンしてきた「オランダの花やさん」のホームページが2016年12月26日に閉鎖します。

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振り返ってみようとデータを引っぱりだすと、あまりにも多くの思い出に胸いっぱい、涙なしでは見ることができません。

写真を選ぼうにも、どれもこれも思い出深く、その時の幸せや悲しみを思い出し・・・・・
いつも一生懸命にまだまだ!まだまだ!と思い続け走り続けてきた思い出ばかり。

今日はホームページ閉鎖にあたって、今日の思いを皆さんにお伝えしようと思います。(長文になります。)

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皆さんこんにちは!いかがお過ごしでしょうか?
オランダへ来て8か月が過ぎようとしています。

走り続けてきた日々を大きく転換した私の人生は今またオランダで走り直しの日々です。
こんな一生を選ぶことができた今日、我ながらとても嬉しく誇りに思います。
心の奥底に深い安心と自信を下さった、今日まで出会ってきた多くの皆様に両手を広げ感謝の気持ちで一杯です。

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オランダの花やさんはオープンした当初から「自由に生きれる小さな社会を作っていこう。まずは家族、仕事場、「オランダの花やさんを通じて」」という想いがありました。
いろんなお仕事をしてきましたが、どれも今は大切な思い出です。

スタッフのみんなとは今となっては大家族のようなもので、今も昔も変わらずお互いをリスペクトするフルメンバー、出会えたことが私の人生をとてもいいものにしてくれました。
どんな困難もともに走ってくれました。瞬時の知恵、笑い、思いやり、言葉では言い尽くせきれない家族愛に包まれた中、日々を過ごしましたね。

振り返るとどの一時も、製作してきた花達も輝きを失うことはなく、「オランダの花やさん」は世界一、幸せなアトリエでした。

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冬の冷たい水、春めいた土の香り、あの煮えそうだった夏、あっという間に実っていく秋、アトリエのまわりの空気を手にしてきた四季の花々を自由に活けさせてくれて、スタッフのみんな、本当にありがとう。

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本当はこのまま一緒に走り続けることのほうが楽だったかもしれません。

でも、人生は一度しかないので、やりたいことを諦める人生を子供たちに見せたくないという衝動が決意の今、こんなことも必要だったと思います。

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この18年の間、幸せに暮らしているうちに、ふと「自分だけ幸せでいいのだろうか・・・・」というふつふつとした想いの中、同じように社会に対しての変化を求める仲間たちと仕事と生活を通して学びあい、育ち合うための「アヒンサー地球に人にやさしい社会をつくる会」という活動を行ってきました。

食、住居、仕事、農業、政治など社会の中でどんな風に仕事をし生活をしていくことが良いかを模索する大変、学びの深い日々の中で仕事をどのようにしていくべきなのか、人との関わりの中でどうすることが互いの気持ち良い関係が築けるかなどを学びました。

そんな中で「旧暦と共に」というテーマは私の花生活においても、大きな核になりました。

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月に一度、持ち寄りでごはんを食べながら活動のミーティングや音楽会、アースデーの開催など、本当にわくわくする出来事ばかりでした。

そんな中でも東北の震災から原発のない暮らしへの活動は忙しくなりました。どんなに署名を集めても、声をあげても変わらない社会に私は大変、落胆する日々、子供たちにこんな未来を託して申し訳ない。と諦めの気持ちが強くなっていきました。

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そんな私に大きな舵を握らせたのはヨハンの次に生れたマデリーフの誕生死でした。

私のおなかの中に9か月生きてくれた女の子は光りを見ることなく私の中で短い一生を終えました。
あの時に支えてくれたオランダの花やさんスタッフ、家族、友人、生徒さん、お客さん・・・・本当に今もずっと皆さんの気持ちに支えられています。

(マデリーフの出産をマイナビ出版・うまれるものがたり 著者・繁延あづさ さんの本に、家族のものがたりとして残してくださいました。)

本に残して下さったことで、マデリーフがこの世に存在したことを認められた気がします。今日までなかなか語ることができない心境で、本の紹介ができなくてごめんなさい。


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悲しみと私があの子を死なせてしまったというショックで私は自信というもの、力というものを失いました。
自分の気持ちを語ることも、あの子を思うと涙があふれ、申し訳なくて、自責しても何もいいことはないと知りつつも、これまでの走り続けてきた日々を見直さずにはおれず、何が正しいのかもわからなくなってしまいました。

ティネケが産まれる瞬間まで、マデリーフが生れて来れなかった悲しみで気持ちは晴れることはありませんでした。今もまだまだ続いてはいますが、こうして気持ちを語れるようにやっとなってきたようです。

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ティネケが産まれヨハンとティネケの未来に自信を無くしたままの私と未来を諦めた母であることが、マデリーフに対して大変申し訳ないと思うようになりました。
あの子はたったの2日、この世に出てきて私の腕に抱かれ、子守唄を聞いて、またお空に還っていった。
そんなあの子に自信のない未来を語れない母でありたくないと気持ちが動いていきました。

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「オランダに行こう!」クレムも20年近く日本に過ごし、オランダの社会を生きたことがありません。私も社会人としてオランダで暮らしたことがないし、子育てを通じてオランダの社会を生きてみたい。と胸の奥底に眠っていた気持ちがむくむくと湧き起ってきました。

そしてその決意から2週後にはクレムがオランダの仕事が決まり、翌月には先にオランダへ単身で出発したのでした。

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国際結婚はこんなに情報は瞬時にして共有できるようになっても、未だに自由ではありません。いろいろと面倒な手続きもあり、はじめてお嫁に来る人の気持ちがわかるようになりました。大変、不便で不安ですね。

言語も必至に毎日しゃべっていますが、私のアイデンティティーはどこへ行ったのやら?!と思うほど、自分ではないように感じるものですね。
しかし、20年前のオランダ語が今、大変役に立っていて、あの時に学んでいて本当に良かった。そして40歳になってもスピードは落ちるけれど、言語の習得もまだまだいけます!覚えも悪いけれど、それでも日々、どんどん進化していきます。すごいですね!!

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「オランダに行こう!」はどんどん具体的になり、2016年の3月末をもって佐世保の「オランダの花やさん」はお店を閉店いたしました。

しかし!オランダに来て今、「オランダの花やさん」はオランダに引っ越してきたのだと感じます。今までのいろんな思い出やスタッフやお客さんや生徒さんやあれもこれも、遠く離れたところですが、心の奥底に今日も支えられています。
そして、少しずつ、少しずつ、作り上げてきた日々の先にある未来を感じます。

家族のような大切な友人たちには会えず寂しいですが、心の中に感じるセンサーが響きます。
母は使えないインターネットをどうにかこうにか、小さなヨハンとティネケとのおしゃべりを楽しみにがんばっています。
父は頑張ることで私たちを安心させようとしてくれていて、嬉しい。

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未来を語ることをやめてしまった悲しみから、命を守ることができなかった母の悲しみからオランダでまたもう一度、ヨハンとティネケの未来をともに明るく生きる母に、そしてそんな私を誇りに思える私の一生にしたいと自信がついてきました。

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オランダではフリーで仕事の依頼を受けたり花活けのお手伝いをしたり、撮影などのアシスタントをしています。また日本の方へオランダから雑貨や資材などを出荷しています。そして少しずつまた、お花との生活を紹介しながらのレッスンをスタートさせました。
(何かご要望などありましたら、いつでもお気軽にお問合せください。オランダより出荷させていただきます。)
メールアドレス はこちらです。(お名前を必ずご記入ください。)

このブログはこのまま、ゆるやかなオランダ暮らしの近況報告的に継続していきます。
FBでは「オランダの花やさん」で続けていきます。

夏に帰省の際はレッスンなども行いますので、またブログでご案内させていただきます。
楽しみですね!

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今日まで、本当にありがとうございました!!
どうぞ良いお正月をお迎えください!

ヒームストラ舞















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2016年12月 8日 (木)

ナベニイヌガ

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楽しかった聖ニコラスのお祭りは終わりましたが、街も学校も保育園もみんなクリスマスになりました!

「ヒームストラさん、ちょっとお時間あります?」今朝のヨハンの送り迎えで先生に声をかけらます。
「何か??」
「クリスマスツリーの電飾をお願いできます?」
っというように先生から保護者にお手伝いの依頼がきます。

連絡事項もほとんどが口頭、印刷的なプリントはほぼなく、こうして突然いろんなことが展開されます。
予測しないことばかりなので、それがまた楽しくもあり、おかしくもあり。

オランダに来て8か月、違いって、本当におもしろいな~と思います。

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昨夜、クレムが食卓になかなか来ないヨハンに
「ナベニイヌガ!(鍋に犬が・・・)」
というので、それはどういう意味か聞いてみました。

「食事の最後に鍋をなめてる犬がいるくらい、遅い!」だそうです。

先程も送迎のお母さんとおしゃべり。
「今日はクレムは風邪でベッドで寝てるよ。」っと話したら
「男の人が病気の時は死んだように寝てるでしょ!」ですって!笑
これは同じですね。

ヨハンの日本語もオランダ語を訳すような言葉になってきました。
「あの奥さん(the lady), 頭が青かったね。」

笑いの絶えない冬、皆さまもどうぞご自愛ください。
(オランダの花やさんのホームページが今月末に閉まります。このブログはこのまま使用していきますので、お気に入りなどにいれてお立ちよりくださいね。フェイスブックとピンタレスとでは「ヒームストラ舞」と「オランダの花やさん」でやっておりますので、そちらもどうぞよろしくお願いします。」





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