秋の空にはなうたう。
先日、有田の花伝さんで、「秋のそらへはなうたう」・ピアノとお花のコンサートを
開きました。ピアニストは、今私が最も素晴らしいと深く敬愛している重松壮一郎さん。
今回は限定20名様のゆっくりした会を開きました。
お花を活ける、お花と出会う、一期一会。
今、今、咲いているこの花と、
今、今、消えていくこの音と、
今をともにする、この人と空間、そして自然。
生きている感覚はぐ~んと迫ってきて、
うれしくなって、涙が出たり、笑みがこぼれてきたり。
今回も重松さんは、一生懸命、一生懸命、弾いてくれました。
こんなに一生懸命、体を酷使して挑む姿に、いつもいつも、
心打たれ、よし!こんな風に生きていこう!と思う私です。
はじめに、今日のお花の説明をしながら、お花を活けます。
今日のテーマは「白いわたぼうしと風」
お花は秋明菊、カヤツリグサ、風船唐綿。
白い秋明菊は光りを、カヤツリグサは風を、
風船唐綿は、風に光りに舞って飛んでいくことを、想像して。
そして、コンサートの後半、ピアノとはなうた朗読。
最近できた「空と大地の祈り」そして、重松さんの曲「みずよとわに」
そして、秋にできたはなうた「森の時計」をピアノと一緒に歌い朗読しました。
詩は花から生まれたもの。
想像の詩は音にのって、私の声となり、外へ流れていく。
重松さんのピアノにのせられる、このはな詩も、
もう二度と同じ音で、言葉で、響かない。
そう思うと、一つ一つがとても愛おしくて、この日がとても特別になりました。
何度聞いても重松さんの音は、素晴らしい。
そして、この花伝さんの空間がとても素敵。
そして、花伝さんのおいしいコーヒーとケーキのセット。
憧れの~モンブランケーキ!そして今日のお花のお持ち帰りブーケ。
花伝さん、いつもいつもあたたかく、迎えてくださりありがとうございます。
こうして、美しいときをともに分かち合えることができる今日に感謝いたします。
重松さん、どうもありがとうございました。
次は春、また楽しみにしています。
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